2021年09月11日 [子供の数学] 最近の中学生ってこんなん解いてるの?
_ [子供の数学] 12個の玉
子供と遊んでいると,ある問題に出くわした.初見,簡単じゃね?って思ってたら,思いの外,難しかった.というか,え?あれ?ってなった.なので備忘録的に残しておく.
んで,問題.
12個の玉がある.うちひとつだけ重さが違うものが存在する.天秤を3回だけつかい,そのひとつを特定せよ.またその際,他の玉と重いのか軽いのかも特定せよ.
てな感じ.まあよくありそうな問題.
じゃあ解決編いくよー.
4つずつ、3つのグループに分ける。それぞれA,B,Cとする。また、重量の違う玉をxとする。
AとBを天秤にかける。(1回目)
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+-傾いた場合
| ABの8つの玉のうちにxが混じっていることが解る。でかつ重い可能性がある玉が4つ、軽い可能性がある玉が4つとなる。
| その8つの玉を次のようにグループ分けする。
| 重軽軽・・・D
| 重軽軽・・・E
| 重重・・・・F
| で、次にDとEを天秤にかける(2回目)
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| +-Dに傾いた場合
| | Dの重い玉、もしくはEの2つの軽い玉のいずれかにxがあると特定できる。つまり3つに特定できる。
| | でEにあった2つの軽い玉を天秤にかける(3回目)
| | +-傾いた場合
| | | 軽かった方が、x
| | +-つりあった場合
| | 天秤にかけなかった、重い玉がx
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| +-Eに傾いた場合
| | Eの重い玉、もしくはDの2つの軽い玉のいずれかに、以下同文。
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| +-つりあった場合
| Fの2つのいずれかがxであると特定できる。よって、Fの2つを天秤にかける(3回目)
| 傾いた方が、x
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+-1回目の天秤でつりあった場合
Cの4つの玉にxが混じっていることが解る。またABはすべて同じ重さということが解る。
Cのうち3つを選択し、またAのうち3つを選択し天秤にかける(2回目)
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+-元Cに傾いた場合
| 天秤にかけた元Cの3つが重いことが解る。
| 3つのうち2つを天秤にかける。(3回目)
| +-傾いた場合、
| | 2つのうち重い方がx
| +-つりあった場合
| 残りの1つがx
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+-元Aが傾いた場合
| 天秤にかけた元Cの3つが軽いことが解る。
| 上記と同様に、以下同文。
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+-つりあった場合
天秤にかけなかった1にxが特定される。
で、同じ重さの玉と、xを天秤にかけてると(3回目)xが軽いか重いが解る。
なにこれ,こんな場合分けしなきゃいけないの!? じゃあね!
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