トップ «前の日記(2021年09月07日) 最新 次の日記(2021年09月14日)» 編集

役に立たない情報


2021年09月11日 [子供の数学] 最近の中学生ってこんなん解いてるの?

_ [子供の数学] 12個の玉

子供と遊んでいると,ある問題に出くわした.初見,簡単じゃね?って思ってたら,思いの外,難しかった.というか,え?あれ?ってなった.なので備忘録的に残しておく.

んで,問題.

12個の玉がある.うちひとつだけ重さが違うものが存在する.天秤を3回だけつかい,そのひとつを特定せよ.またその際,他の玉と重いのか軽いのかも特定せよ.

てな感じ.まあよくありそうな問題.

じゃあ解決編いくよー.

4つずつ、3つのグループに分ける。それぞれA,B,Cとする。また、重量の違う玉をxとする。
AとBを天秤にかける。(1回目)
|
+-傾いた場合
| ABの8つの玉のうちにxが混じっていることが解る。でかつ重い可能性がある玉が4つ、軽い可能性がある玉が4つとなる。
| その8つの玉を次のようにグループ分けする。
|   重軽軽・・・D
|   重軽軽・・・E
|   重重・・・・F
| で、次にDとEを天秤にかける(2回目)
| |
| +-Dに傾いた場合
| | Dの重い玉、もしくはEの2つの軽い玉のいずれかにxがあると特定できる。つまり3つに特定できる。
| | でEにあった2つの軽い玉を天秤にかける(3回目)
| | +-傾いた場合
| | | 軽かった方が、x
| | +-つりあった場合
| |   天秤にかけなかった、重い玉がx
| |
| +-Eに傾いた場合
| | Eの重い玉、もしくはDの2つの軽い玉のいずれかに、以下同文。
| |
| +-つりあった場合
|   Fの2つのいずれかがxであると特定できる。よって、Fの2つを天秤にかける(3回目)
|     傾いた方が、x
|
+-1回目の天秤でつりあった場合
  Cの4つの玉にxが混じっていることが解る。またABはすべて同じ重さということが解る。
  Cのうち3つを選択し、またAのうち3つを選択し天秤にかける(2回目)
  |
  +-元Cに傾いた場合
  | 天秤にかけた元Cの3つが重いことが解る。
  | 3つのうち2つを天秤にかける。(3回目)
  | +-傾いた場合、
  | | 2つのうち重い方がx
  | +-つりあった場合
  |  残りの1つがx
  |
  +-元Aが傾いた場合
  | 天秤にかけた元Cの3つが軽いことが解る。
  | 上記と同様に、以下同文。
  |
  +-つりあった場合
    天秤にかけなかった1にxが特定される。
    で、同じ重さの玉と、xを天秤にかけてると(3回目)xが軽いか重いが解る。

なにこれ,こんな場合分けしなきゃいけないの!? じゃあね!